現在プログラマーを目指している方のなかには、ネット上の情報や周囲の人から、
「今からプログラミング言語を覚えるならGoが良いよ」
「Goをマスターしたら仕事に困らないよ」
「Goなら初心者にもおすすめです」
このような話を聞いたり、調べて知ったという方も多いのではないでしょうか。
しかし「Go」がプログラマーに有利な技術であることはわかっても、具体的にどのようなプログラミング言語なのかはご存知ない方が多いと思います。
そこで今回は「Goって…結局、何?」という方向けに、今話題のプログラミング言語「Go」について解説していきます。
Go言語とは?Go言語でできること
まず、Goがどんなプログラミング言語で、Goで何ができるのか…など、Goの基本情報をご紹介していきます。
結論からいうと、Go言語を習得できればプログラマーになれる市場価値の高いプログラミング言語です。
Goの特徴は下記の通りです。
Go言語はプログラミング言語の1つ
Goはプログラミング言語の1つです。
プログラミング言語と言えば、
「Javaが一番汎用性があって人気なんでしょ?」
「C言語から勉強を始めるべき、と知人プログラマーから聞いたけど…」
このように、プログラマーになるためには「まずメジャーなプログラミング言語を学ぶべき」と聞いたことがある人も多いかもしれません。
ですが、Go言語は近年徐々に人気が高まってきているプログラミング言語の1つです。
Goが、JavaやC言語のようなメジャーなプログラミング言語に比べておすすめされることが少ない理由は、ただ単にGoの登場から歴史が浅いためです。
Goは2009年にGoogleから公開されたプログラミング言語です。
ここ数年で、急激に人気が出てきています。
人気が急上昇している理由は後述しますが、将来性のあるプログラミング言語の1つと言っても過言ではありません。
Go言語はWeb系の開発が得意
プログラミング言語にはそれぞれに得意な分野・苦手な分野があります。
Go言語が得意とすることは多いのですが、なかでも、
- Webサーバーの環境構築
- Webアプリケーションの開発
上記のようなWeb系の開発で使われることが多くなっています。
他にも、AI開発・スマートフォンアプリなどでも徐々に使われてきており、今後さらに活躍の幅が広がっていくと期待されています。
Go言語の習得難易度
次に、Goの習得難易度についてご紹介していきますね。
いくらGo言語が将来性のあるプログラミング言語でも、難解で習得するために長い学習時間を必要とする言語であれば、初心者が挑戦できるものではありませんよね。
Go言語は初心者にもおすすめ
Go言語は、プログラミング初心者や未経験者にもおすすめです。
初心者におすすめする理由は、Goはプログラミングをする上で「必要最低限の仕様だけ」のシンプルなプログラミング言語だからです。
他のプログラミング言語に比べても、習得難易度は低い分類になります。
Go言語の独学は教材探しが重要
Goを独学で習得する場合、注意しなければいけないのが「教材」探しです。
前述の通り、Goの登場は2009年です。
すでに誕生から10年以上が経っていますが、人気が出始めたのはここ数年のことです。
他のメジャーなプログラミング言語と違い、書籍・学習向けのWebサイト(e-ラーニング)の数はまだ少なく、あなたのレベルに合う教材を探すには少し苦労するかもしれません。
「Go言語の入門書を買ったけど、今一つ理解ができない…」
「入門書は読み終わったけど…あとは何を勉強すればよい?」
このような悩みに直面してしまった場合は、プログラミングスクールでプロに教えを請うたり、勉強会に参加して情報収集するなどがおすすめです。
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Go言語の将来性
Go言語の将来性ついて、解説していきます。
ここまでの説明で、Go言語は今後も需要が高いプログラミング言語となることを推測されている方も多いと思います。
実際、Go言語はここ数年間で、人気も需要も急上昇しているプログラミング言語です。
Go言語の人気が急上昇している理由は次の通りです。
Googleが開発したプログラミング言語
Go言語の人気の理由はいくつかありますが、その1つは開発元がGoogleだということです。
世界のIT企業のトップを走るGoogle社が開発し、オープンソースという特徴からも、今後の発展が期待できるのです。
実際、現役プログラマーでGo言語に触れた人の多くに、将来的に期待がもてるプログラミング言語として賞賛されています。
成果物の動作が優れている
Goを使ってシステム開発をする最大のメリットは、CPUやメモリーの負荷が少なく、動作が軽くなることです。
同じ仕様のシステムを開発することは、他の言語を使っても可能です。
しかし、Go独特の「動作の軽さ」などは、他のプログラミング言語よりかなり優位にあります。
今、IT業界ではシステムの速度を求められることも多く、Goの「軽快さ」は今後さらに需要が高まると予測されます。
シンプルな構造で、誰が書いても同じ
他のプログラミング言語では定番の「while」などの構文がなく、Go言語の記述はとてもシンプルな構造となっています。
結果として、どんなプログラマーがつくっても、同じようなコード結果となります。
これには大きなメリットがあり、ベテランプログラマーと駆け出しプログラマーが書くコードに大きな差がなくなるため、IT業界の人材不足が解消されることにも繋がるのです。
ベテランプログラマーにとってはデメリットになりますが、これからプログラマーを目指す方には、非常にメリットとなります。
Goプログラマーの収入
最後に、Goプログラマーの収入面について紹介していきますね。
詳細は後述しますが、Goはその収入面から考えても、習得しておいて損はないプログラミング言語です。
プログラマーを目指してる方の中には、
「収入は二の次。プログラマーの仕事に憧れている」
「給料が安くても、プログラマーとして働き続けられればいい」
不思議なことに、現役プログラマーでこのように思っている人はほとんどいません。
労働時間が長く、プライベートの時間も確保しづらいプログラマーの仕事は、収入が低いと精神的に疲れてしまうからです。
学習するプログラミング言語を選ぶときには、収入面も参考にすることが重要になります。
Goは最上位の平均年収
Go言語は「プログラミング言語別の平均収入」で、ここ数年間、上位3位以内にランクインしているプログラミング言語です。
プログラマー全体の平均年収が400万円であることに対し、Goプログラマーの平均年収は「600万円前後」と、なんと200万円以上も平均年収が高い結果となっています。
Go言語の習得は、年収面でも非常におすすめの言語といえます。
Goプログラマーが少ない今がチャンス
Goプログラマーの平均収入が高いのは、人気も需要も急上昇しているにも関わらず、まだまだGoプログラマー自体が少ないからです。
今後の需要を推測すると、現役プログラマーを含めてGo習得者は増えていくでしょう。
Goプログラマーの数が需要に追いついてしまうと、もちろんその平均収入も下がってしまいますよね。
つまり、今がGoプログラマーになって稼ぐチャンスということです。
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まとめ
Go言語は、すでにWeb系の開発案件で需要が増えてきていますが、AI開発などにも力を入れており、とても将来性があるプログラミング言語です。
これから先、少なくとも10年間は「仕事がなくならないプログラミング言語」といってしまっても過言ではありません。